2015年1月3日土曜日

30歳で仕事でスランプになって回復に向かうまでの記録

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30歳になって仕事に対してスランプだな、と感じていたのですが、最近少しずつ回復してきました。
少し投稿するか迷ったのですが、自分の整理として文章に残すことにしました。もしあなたが同じような境遇だったら読んでみてください。

元来自分は「根拠の無い自信」を持っているタイプで、人前で話すことも得意だったし緊張することもほとんどありませんでした。だから新卒で仕事をはじめてからは論理的に話が出来ることで評価もされたし、うまく社会と自分との歯車が噛み合っている感触がありました。

幸い、そんな生意気な自分を育ててくれる素晴らしい上司たちに恵まれて、5年、6年、とビジネスパーソンに必要な基礎スキルを身につけることができました。また、いくつかの領域では他の人には負けないビジネスレベルになっていました。

それが、7年、8年と経つにつれて徐々に人前で話すことに緊張を感じるようになりました。仕事の規模が大きくなったり、役職がついて責任が重くなったり、色々な理由があったのでそんなものだろうと思っていました。
しかし、これがなかなか引っ張るのです。シビアな交渉や大切なプレゼンテーションでは事前の準備を欠かさず、なんとか乗り切っていたけれど「いつまでこんな日々が続くのだろう」「これを還暦までやっていくことは無理だろう」という気持ちが湧いてきました。

そんな時に、全く別の文脈で転職を経験しました。転職後も緊張したり、うまく取り回せない日々は続いていたし、むしろ、症状がひどくなったように思えました。役職もなく、会社規模も圧倒的に小さくなり、職種も曖昧になり、はじめて自分そのものの力で何かと向き合う必要が出てきたのでした。

新卒の頃だったらそれでも根拠の無い自信でやりきれたのだろう、と思います。しかし、今は違います。経営戦略も、マーケティングも、組織管理も、人材管理も、全てに深い世界が広がっていて、自分が持っているビジネススキルはあまりにも狭いことを知っているのです。本を読んで知識をつけて応用することは出来ても、考える力が低すぎて、0から論理を組み立てることは出来ない。

本質的には自分のことを信じきれていない状態だということがわかりました。

どんな環境でも生き残れる本質的な思考力を身につけなければいけない。役職や会社規模や、付け焼き刃の知識、そういったものを全て排除しても、やりきれる力が必要だ。そんなふうに感じるようになりました。

しかし、そんなことを感じるようになってからは、少しずつ症状が改善されてきたのです。自信喪失に無自覚なまま仕事をしていたことが心身の支障につながっていたのだな、と実感しています。こんなことに気がつくまでにかれこれ2年以上の歳月が経ちました。なかなか自分のことは自分ではわからないものですね。

そんなわけで、2015年は自分にとって節目になる年にしようと思っています。
本質的に考える力を身につける元年にしたいと思いますので今年もよろしくお願い致します。
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