2010年12月27日月曜日

振り子の法則。こころの位置エネルギーを意識しよう。

02:23 mins - この記事を読むのにかかる時間

ある方が、人間には必ず二面性があるので、いつもニコニコしているような人は裏で猫を殺すような残忍な一面があるはずだ、といったブラックジョークを披露していました。

例は過激なんですが、ちょっと思い当たるところもあるわけです。ナインティナインの岡村が家にいるとすごく暗いのも説明できそう。

今回はこのお話を自分なりに体系立てて整理してみました。

2010年12月13日月曜日

パソコン環境で簡単に英語化できることまとめ6点。主に英語勉強したいIT業界人向け

03:16 mins - この記事を読むのにかかる時間

英語を話せる環境はそう簡単に用意できないのだけど、パソコンの環境に関しては簡単に英語化できるので、いくつか調べて実装してみました。

まとめてみたので、良かったら参考にしてください。

以下、効果が高いなぁと感じた順です。

2010年11月15日月曜日

悩みって結論よりプロセスのほうが大事。経営の意思決定も一緒と思う。

03:12 mins - この記事を読むのにかかる時間

今日のランチのような小さなことから、経営や転職など大きなことまでたくさんの意思決定をして日々生きてると思います。意思決定に関する本はたくさん出版されてるし、いろんな人がいろんな良いことを言ってると思うのだけど、ぼくが意思決定をするときに心がけていることをまとめてみました。

2010年11月6日土曜日

「いつか」の自分ではなく、「いま」の自分で勝負したい。常備薬と劇薬のこと

02:12 mins - この記事を読むのにかかる時間

先日、本棚の本をたくさん売り払ったのですが、いくつか残した本の中に「おとなの小論文教室。」という山田ズーニーさんが書いた本があります。ちょっと概念的な話になってしまうけど、いつも何かを決断するときにぼくの背中を押してくれた言葉を紹介したいなと思ってエントリーしました。

「いつかより強くなって」ではなくて
「いまの自分のまんま、そのまんま、いま、ぶつかってみたらどうか?」

おとなの小論文教室。


2010年11月3日水曜日

キャベツダイアリーって? - このブログについて

当サイト[キャベツダイアリー]はウェブ制作のお仕事をする管理人が、お仕事のことや日常で感じた疑問を自分なりに整理したブログです。

2010年11月1日月曜日

若者のコミットしない感って何が原因なんだろう?考えをまとめてみた。

03:26 mins - この記事を読むのにかかる時間

数年前「若者はなぜ3年で辞めるのか?」がベストセラーになったけど、依然として若者のコミット感(※1)のなさみたいのは言われ続けるな、と思っています。

これに対して、いろんな人がいろんなことを言っていて、誰の言い分も正論に聞こえるんだけど、ぼくなりの答えを考えてみました。

ぼくの結論は、一言で言うと、「軸が増えすぎている」ということです。

2010年10月26日火曜日

グルーポン系サービスの今後のこと。考えてみた。

03:37 mins - この記事を読むのにかかる時間

最近すっかりグルーポン系サービスがやたらバブル。
ついには「船橋」という狭い地域限定のものや、オタク向け、キャバクラや風俗系のものも出てる模様。すごいすごい。

ユーザー目線やビジネスの参入障壁で言うと、やたら乱立するのもよくわかるんだけど、これっていったいどういうことなのかな?今後どうなるのかな?というのを自分なりに整理してみました。

2010年10月17日日曜日

モノづくりをする時に方向性を1つ統一していく機能が必要。浦沢直樹のプロフェッショナルを見て感じたこと

02:46 mins - この記事を読むのにかかる時間

プロフェッショナル-仕事の流儀、再開しましたね。
ぼくの大好きな番組です。

ちょうどテレビが壊れていて松本人志特集は見れていないのですが、
兄に録画を予約しているのであとから見る予定です。

さて、浦沢直樹のプロフェッショナルをiPodに入れていて、よく見返しているのですが、これを見ていて感じたことを今日はまとめてみました。

たくさん示唆に飛んだ回だったので、ぼくが面白いな、と感じた点をポイントに絞って書いてます。面白かったら本編も観てみてください。おすすめです。

2010年10月9日土曜日

ウェブディレクターって何をする職業なんだろう。考えてみた。

03:21 mins - この記事を読むのにかかる時間

ぼく本職のお仕事はウェブディレクターというお仕事をしていたのだけど、このたびウェブプロデューサーという職種に変わることになりました。これを機に、一度ディレクターって何する職業なんだろう?というのをぼくなりに整理してみようと思ってエントリーしました。

考えながら書くのでロジックが乱暴だったらごめんなさい。

考えるきっかけになったのは、ぼくの尊敬する先輩ディレクターのこんなツイートでした。

ディレクターなんて、デザイナーやプログラマーに憧れて挫折し、トークも上手くないので営業やプロデューサーにもなれない、1人じゃ何も出来ない半端者の役職。

別にぼくに関しては、挫折したわけではないにしろ、言いたいことも共感できるし、確かにけっこうわけわかんない職業なんだよなぁ。って。

ホームページ作るときの現場監督みたいな仕事だよ、とかって知らない人には説明するんだけど、これはどっちかっていうとPM部分の話をしてるので全ては説明できてないし。

2010年9月27日月曜日

「ガッテン流!心に伝わる健康情報の極意」セミナーのメモと考察

02:34 mins - この記事を読むのにかかる時間

セミナーに行ってきました。
興味深いエピソードやお話が多かったので備忘録的にエントリー。

セミナー概要:
「ガッテン流!心に伝わる健康情報の極意」
日本放送協会 科学・環境番組部専任ディレクター
北折 一 氏

日本歯科衛生学会向けのセミナーで、健康情報を伝える極意を演出家的な視点から解説してくださいました。

2010年9月23日木曜日

価値の相対化の話。ヤンキーが嫌いな理由。

03:35 mins - この記事を読むのにかかる時間

今日は軽い話題。ヤンキーが嫌いなことについて、です。

ぼくは小さい頃からヤンキーがあまり好きじゃありません。
暴力的だし、カッコつけてるし、悪いことするし、人を悲しませるし、、、。でもいろいろあるんだけど整理すると、理由は2つにまとまる気がしています。

それはこの2つ。

・ヤンキー実はいいやつ、という神話
・目的のなさ

この2つに関しては昔からずっと言い続けてきたのだけど、「ヤンキー実はイイヤツという神話」、に関して、気づいた点があったので記事にしてみることにしました。

2010年9月15日水曜日

MECEじゃなくて「もれなくダブりあり」の演出って大事。

00:52 mins - この記事を読むのにかかる時間

WEBに関して、情報設計をするときに普段から意識していたことなのだけど、ふとこういうことだったのか、と体系化が進みました。ちょっとした気づきだったのだけど備忘録的に記事にしてみました。

よくロジカルシンキングでMECEに分類する、というお話が出てきます。でもサイト設計をするときにはMECEに分類するだけじゃなくて、どうダブリを演出するか、っていう点が重要なんじゃないかな?と感じました。

※MECEとは?
「Mutually Exclusive and Collective Exhaustive」の頭文字。モレなくダブりなく。という意味です。



イトーヨーカドーに缶詰を買いに行くと、缶切りも近くに置いてあるんです。

それだけのことなんだけど、なかなか実現に苦労するそうです。
イトーヨーカドーも含めて業界全体として、というお話なのだけど、以前は生鮮食品/冷凍食品/日用品/トイレタリーなどなど各部門ごとに採算を持っていました。だから、レコメンドすればいいものも各部門の売り場面積を少しでも確保するためには、割り当てられたカテゴリの商品だけを売る必要があったそうです。


WEBでは比較的こういう展開がやりやすい、ということもあって、レコメンドなんてどこでもやってるし、何を今さら、というお話なんですが、これって体系化して考えると、MECEに分類した後に、どうダブリを演出するか、っていうことだと思うのです。

小売の話もそうなんだけど、MECEに分類するってのはもちろん大事なんだけど人間の脳の仕組みが論理的に出来ていないから、MECEに分類した後に横串でダブりを演出していかないとなかなかうまくいかないんだな、と感じました。

GMAILって、メールをフォルダごとにわけて保管する他のWEBメールの形式と違って、メールに複数のラベルを付けて、一括で保存します。そういえば、ラベルで管理するGMAILのほうが他のWEBメールより使い勝手がいいのは、ダブりをうまく演出してるからかもしれません。

2010年9月12日日曜日

ソーシャルフィルタに関して考えてみた。WEBのいいとこ薄れちゃう?

02:10 mins - この記事を読むのにかかる時間

SNSが力を強めていくにつれて、WEBのスタート地点は検索からはじまる、というこれまでのモデルが薄れていき、ソーシャルフィルタがメインになっていくんじゃないか、というお話を各方面で聞くようになりました。

先週(2012年Googleが介在しない社会『AISA(アイサ)』~ソーシャル時代の新消費行動モデル)なんかがWEB上で話題になってました。要はソーシャルフィルタが入ることによって、Google検索に変わってソーシャルフィルタが情報選別の役割をはたすようになる、ということです。

そこで、ちょっと旬なソーシャルフィルタに関してぼく感じてることを整理してみようと思います。

WEBって能動的に使うもの?受動的に使うもの?

ぼくがよく思うのはソーシャルフィルタ、というのは要はレコメンドでしょ?ということです。

ソーシャルフィルタ = 自分のソーシャル環境を根拠にしたレコメンド
というように解釈しています。

最初、この概念を知って個人的に感じたのは、WEBの良いところがなくなっちゃうじゃん、ということです。

テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、これまでの4マスは誰かが整理した2次情報、3次情報を受動的に受け取るメディアでした。でもWEBに関しては(もちろん受動的に情報を受け取る事もできるけど)自分で1次情報や、ニュースのソースに能動的に近づくことができます。

おかげで誰でも簡単にソースに当たれて、情報はフェアになりました。もちろんWEBリテラシーの高い低いはあるにせよ、ちょっと教えてもらったり本読んだりすれば、誰でも質の高い1次情報を取得する機会が与えられたわけです。

能動的であることはすごくWEBのいいとこだからソーシャルフィルタのように自分のいるコミュニティで選り分けられた情報とはいえ、ソーシャルフィルタで選別された情報が出てくるのはそんなにいいことばっかりじゃないんじゃないの?という気がしたわけです。

WEBにも受動性が必要?

でも一方で、WEBにも受動性が必要なんじゃないかな?と感じたことがありました。
それは以下の記事です。

近藤社長「未熟だったと思う」はてなが目指す“脱IT系”

はてなのサービスってすごくステキで、初心者にも優しい、誰にでもわかるようなサービスが多いと思うのです。個人的にはチュートリアルなんて秀逸で、かなり親切な印象を持っていました。でもメイン層は「IT系」。一般層には知れ渡っていなかった。これは技術者がサービスを作っていたことが問題だったので自分は現場を離れる、という近藤社長のお話でした。

もちろん、そういった要因もあるんでしょうが、「人力検索はてな」なんてモロ初心者向けのサービスだし、はてなダイアリーやはてなブックマークだって初心者に難しいサービスかっていうとそんなことない気がします。

何が良くなかったかというと、本来、このサービスが初心者にもニーズがありながら潜在ニーズのまま顕在化させられなかったことじゃないかなと思うのです。つまり、レコメンドのような受動性がもっとWEBにあっても良いのかもしれないな、と思ったのです。

でも全部が全部受動的じゃやっぱり意味がない

全部、受動的に受け取るような情報になってしまったら、情報のインプットの仕方は4マスと変わらないと思うのです。ユーザーは考えなくなっちゃいます。それ超良くないと思うのです。

時代の流れとして、ソーシャルフィルタが活躍することは間違いないし、ある程度の受動性は出てくるのではないかと思います。だから、Googleのような能動的に使えるサービスは知ってる人だけが使うようなサービスになって、利用機会が減っていくってことはひょっとするとあるかもしれません。

そう考えると、個人的にはGoogleの検索以外にも、能動的な使い方をするWEBサービスがもっと増えてきてほしいなと思います。ぼくもサービスを考えるときにそんな切り口を持って臨みたいと感じてます。

2010/09/12 追記

■ユーザの能動的なアクションも増えるのでは?
twitterコメント頂きました。
[ソーシャルフィルタが有効に機能するには、ある程度ユーザの能動的なアクションが必要なはず。と考えると、言うほどブログ内の懸念はないのかなー、と。]
確かにおっしゃるとおりだなぁ、と。w

ただ、ソーシャルフィルタを有効に機能させてくのは一部のユーザーな気がしてて、受動的に使うユーザーはすっかり受動的にWEBを使っていくんじゃないかな、と考えたんだよね。SNSはCGMとして成り立ってるけど、日記を書くユーザーががりがり書く中で、ROMばっかしなユーザはそのままROMばっかりなわけ。特に、AISAの話みたいに、最初のWEBとのコンタクトがソーシャルフィルタになると、受動的にWEBを使うユーザー数を加速するんじゃないかしら?と思ったわけ。

いずれにせよ、能動的にWEBを活用するサービスってコンセプトはアリだと思ってるので、切り口として一つ持っておくのは悪くないかと。

■mixiのリリース
こんなリリース出てますが、やってることはfacebookと同じですね。mixi graphとかいって、ネーミングぐらい変えてみたらいいのに、、、でも変えたら何のサービスかわかんなくなるか。
モバゲーも家電もmixiにつながる「Webをソーシャライズ」宣言

2010年9月9日木曜日

デスクトップの整理。作業効率化できるディレクトリ構成ルール

03:10 mins - この記事を読むのにかかる時間

PCでお仕事をするときって、いろんなファイルが作成されると思います。
けっこうこの管理って煩雑です。ぼくもこれまでいろいろ試行錯誤してきたのですが、以下のような整理の仕方に落ち着きました。使い方のくせって人それぞれですが、初級者でも実践できるようなことしかしてないと思いますのでよかったら参考にしてみてください。

デスクトップの整理

まず、ぼくのデスクトップにはほぼものがありません。ダウンロードしたものなど一時的におくこともありますが、すぐに削除します。

マイデスクトップ
マイデスクトップ
デスクトップは自宅で言うところのリビングみたいなもので、いろんなものが雑多に散らかってしまいます。決まったものは決まった収納に入れるのと同じで、きちんとカテゴライズして整理する必要があります。

なんで、デスクトップを綺麗にしておくか、というと、2点の理由があります。
1、後から検索性を高めるため
2、デスクトップを整理しないで済むため

1の検索性を高めるはまんまですね。デスクトップが雑多に散らかっていると、どのファイルだっけ、、、と探す必要が出ててくるので、このファイルはここ、と決めておくことが重要です。
2のデスクトップを整理しないで済むため、という点は、デスクトップが散らかっていると、時々整理する必要が出てくるのです。あの時間がくだらないわけです。

デスクトップが散らかる理由

そもそもデスクトップが散らかる理由は大きく3つあります。

1、ショートカットが増える
TVやエアコンのリモコンが増えるのと同じで、プログラムを起動するショートカットが増えてしまうわけです。だからこれは最低限必要です。でもリビングにリモコン置き場を作るのと同じで、デスクトップ上にショートカット置き場を作る必要があります。

2、作業データが増える
ついついデスクトップで作業をしてしまうと、デスクトップ上に作業の元データも成果物のデータも一緒くたに並べられます。これは、リビングに例えると脱ぎっぱなしの服や、ごはんを食べた後の食器に似ています。片付ける手立てを考えましょう。

3、バックアップデータが増える
作業完了してメールを送って、さておしまい。といったときに、そのまんまデスクトップに残ってたりします。これはリビングで言うと、読み終わった雑誌といったところでしょうか?本棚を作って収納しましょう。また、その前に本当に本棚に残す必要があるかどうか一度考えましょう。

それぞれに関して、ぼくがやってる対策を順にまとめてみました。

1:ショートカットを減らす

ショートカットはデスクトップには必ず必要です。だって、リモコンが別の部屋にあったら困るからです。

ランチャーを使いましょう。ぼくはroketDockというランチャーを使っています。なんとインターフェイスもカッコいいというおまけ付きです。ランチャーって言うのはこんなやつです。


コマンドを入力するようなランチャーもあるけど、個人的には、DOCK式のランチャーがシンプルだし好きです。

また、ランチャーの並べ方も種類ごとにわけると良いと想います。ぼくのは左から順に
ブラウジング→メール→エディタ→フォルダ→ネットワーク→ゴミ箱
という並びになっています。よく使う順です。

※外部のランチャー入れるのがやだ!という人は、ウィンドウズのタスクバーにショートカットをドラッグして追加することもできます。(クイック起動)これを使ってみましょう。

2:作業データを置かない

作業データに関して。ここが一番大変でそれぞれ保存の仕方も違ってくるんじゃないかと思うのですが、マイドキュメント配下に"work"というディレクトリを作っていて、ここに日付と作業内容のフォルダをたくさんいれています。


例えば今ブログ書きながら掲載に必要な画像を作成する、という作業をしていますが、作業フォルダはこんな感じになってます。

マイドキュメント
  ┗work
    ┣20100801_8月1日の作業内容
    ┣20100907_9月7日の作業内容
    ・
    ・

    ┗20100908ブログ更新用画像の作成 ←ここを新規作成
      ┣01元素材   //画面キャプチャが加工前の状態で入ってる
      ┣02加工中素材        //作業中の画像
      ┗03成果物  //加工済み画像

タスクごとに分けてフォルダを作っておけば直近のものはランチャーに登録しておいたworkへのショートカットからアクセスしたらすぐに見つかりますし、昔のファイルを探す時は、workディレクトリで検索ボタンを押せば一発です。

検索

要はタスクごとにフォルダにまとめて、そこで作業するようにしましょう、ということです。デスクトップに置いてあるものは1日に1回、何も考えず全削除しても問題ない状態、を意識しましょう。大切なものはデスクトップに置きません。

※経験から言って検索を意識して作業ファイルを整理するのはかなりめんどくさいです。後からルールを変えて保存したくなったり、全く使わないディレクトリが出てきたり、かなり綿密な計画が必要です。なので作業フォルダを作って何も考えずに日付を振っていれていくのがよかったです。検索するときは↑にある検索ボタンを押す、もしくはgoogle desktopでデスクトップの中身をgoogle検索するのが一番楽と思います。

3:バックアップは別で用意

そもそも、出来上がった成果物や取っておきたいファイルは通常使っているPCに保管してはいけません。だってPCがおジャンになったら全部消えちゃうから。

会社のパソコンを使っていて、共有ファイルサーバが使えるならバックアップ系は基本そちらに移行する形が良いでしょう。また、自分のパソコンだったらば通常ウィンドウズが入っているCドライブはダメになったときに復旧できないことが多いので、Dドライブに入れていくと良いと思います。

上記にあてはまらないファイル

ちょっとダウンロードしたファイルやメール添付ファイルの確認用に一時的にデスクトップにおいたもの、など↑にあてはまらないものもあると思います。こうしたものは基本見たら、すぐに削除して良いデータなので、1日に1回とか削除するのがおすすめです。

リビングで読み終わって特に保管が必要ない手紙をゴミ箱に入れるのと一緒ですね。


冒頭にも書いたけど整理の仕方って人によってこだわりがあったりするのですが、ひとつの参考にしてもらえたら嬉しいです。とりあえずこのやり方でもデスクトップ綺麗になるはずなので。

2010年9月7日火曜日

リアル発ソーシャルとネット発ソーシャルのこと。インターネット楽しむならネット発ソーシャルにも関わりたい

01:58 mins - この記事を読むのにかかる時間

最近ソーシャルサービス利用をたくさん増やそうと思うようになりました。
色々と脳内で考えていたことがあったので整理してみました。

ソーシャルの中でもリアルとネットに分けられる

ネット上のソーシャルって、大きくこんなカテゴライズができるんじゃないかなと思いました。

★リアル発のソーシャル
 mixiみたいにリアルの友達や知り合いと
 ネット上でも繋がっていられるソーシャル空間

★ネット発のソーシャル
 リアル発のソーシャルでない人。
 つまりネット上での知り合いとのソーシャル空間

ぼくが思ったのはすごくシンプル。

リアル発のソーシャルに関してもインターネットの楽しみ方の一つだけど、インターネットじゃなくたってリアルの人と交流を持つことはできるわけ。でも、ネット発のソーシャルでの交流は、インターネットならではの「世界中の人と繋がれる」という大きなコンセプトにより近い感じがして、こっちも楽しんでみたいなぁーと思ったのです。

リアル発のソーシャル

リアル発のソーシャルが光を浴びたのは日本で言うとやっぱりmixiの影響が大きかったんじゃないかなと思います。

mixiは招待制だったし、ちょうどぼくが大学生頃にすごく流行りました。
当時はリアルにいる友達とネット上でも交流できるのが単純に新鮮だったし、昔のお友達なんかとも再会できちゃったりして、「ネットってなんかすげぇ」と思ったわけです。

これはこれで一つのインターネットの使い方だと思うし、すごく面白いと思ってます。

ネット発のソーシャル

一方でネットで純粋に知り合ったことで生まれる情報のインプットとか、考え方とか、って本当は無限大に広がっているはずなんだろうなぁと思うんです。

だから、リアルのソーシャルで知り合った人間関係から仕入れる情報や、交流の他に、全然普段リアルの世界で関わりのない世界の人とネット発のソーシャルで交流ができたら、情報や考え方の質はだいぶかわってくるだろうなと思います。

きっとそういうのも一つのインターネットの醍醐味ではないかと思うわけです。

最近のソーシャル系ニュースを見てて思うこと

もう最近じゃないけど、facebookが発表した「オープングラフ」なんてすごく面白いなと思うんです。
ソーシャル上の人間関係をWEBに落としこんであげる。

例えば、ECサイトでこのTシャツいいなぁーなんて思って見ていたら、「お友達のAさんがこのTシャツでいいね!ボタン押してます」みたいなことが表示されるわけ。オープングラフがご近所/会社/プライベートの友達など、すべての人間関係をネット上で再現できるようになったらgoogle検索とか能動的なメディアだったインターネットも、その人が所属するコミュニティでイケてるアイテムがリコメンドとして表示される、ちょっと受動的な、パーソナライズドウェブ、みたいな世界が出来上がるわけです。

※参考記事
Google時代の終焉宣言するFacebook新戦略

でも、これって結局リアル発のソーシャルをWEB上で再現したに過ぎないよね、と思うのです。お友達とショッピングする感覚をネット上で味わえるのも素敵なことなんだけど、こういうサービスだって、リアル発のソーシャルで体感するのか、ネット発のソーシャルで体感するのかでずいぶん意味が違うように思います。

ネット発のソーシャルに重点を置いて楽しんでもいんじゃないかな

確かに今だって、ネットゲームで知り合った人と一緒にゲームしてみたりとか、mixiのコミュニティのオフ会とかネット→リアルの波がないわけじゃないのだけど、今後もっと増えてくるように思うし、その流れ、けっこうありじゃないかなと思います。

mixiはどちらかと言えばリアルよりなソーシャルメディアだと思うんだけど、mixiアプリなんかはよりネットよりなソーシャルメディアだと思うし、twitterもフォロー/アンフォローも自由でネットよりなソーシャルを生みやすい環境にあると思います。ぼくが今やってるブログだってトラックバックとか、面白い記事にコメントすればネットよりなソーシャルはできてくると思います。

何が言いたいかというと、実はちょっと見渡してみればこれだけネット発のソーシャルに関われる素材揃ってるんだな、ということです。

アメリカ人なんかはfacebookで同じ趣味なだけで、気軽に友達申請送ってきます。土台となるプラットフォームはあるのだから、あれぐらいのノリで関われば、もっとたくさんの情報や考え方が得られたり、脳内に多様性ができるんじゃないかなと思うのです。

別に無理してネットよりなソーシャルばっかしで楽しもうとも思わないけど、知識や面白い考え方にアンテナ張っていたいなと思うので、ネット発のソーシャルに少しずつ関わってみたいなという気持ちです。

2010.11.24追記
非常に共感できる記事があったので追記。
TechWave.jp:ソーシャルはリアルに傾くのか、デジタルネイティブは未来を生きているのか【湯川】

2010年9月4日土曜日

ユーザビリティ高めるっていいことばかりなのかな?考えてみた

02:20 mins - この記事を読むのにかかる時間


タイトルの通りなのだけど、ユーザビリティ高めるってほんとにいいことばっかりなのかな?とふと思いました。

ユーザビリティを高めるというのは、ユーザーが操作しやすくってわかりやすい設計にしていくことだと思います。普通に考えると、ユーザーからすれば使いやすいのが良いに決まってるし、サービスを提供する側だって、操作しやすい画面でユーザーがブランドに興味を持ってくれたり、商品を買ってくれたら嬉しいです。

良いことばっかりだと思うのです。世間がユーザビリティ至上主義なのもよくわかります。だから、ビジネスの世界では追求していったほうが良いと思います。

でも資本主義が成功してるけどたくさん問題を抱えているのと一緒で、一方で、何か別のところで問題が出てきててもおかしくないんじゃないかな?と思いました。

2010年9月1日水曜日

BATNA-交渉するときに押さえておきたいポイント

01:34 mins - この記事を読むのにかかる時間

交渉学という学問があります。交渉術なんていうと、とにかく相手をYESと言わせるようなものとか、フットインザドアみたいに心理的にその場限りの交渉を良いように進める、というイメージがありました。
確かにそれはそれで交渉の一つの進め方だけど、実際にクライアントと長期的な関係を築く中で、とても使えるような考え方ではありません。

でも、ハーバード流交渉学の本を読んだらば思っていた以上に実践的で、上のようなイメージとはずいぶん違ったので紹介したいと思います。

・交渉は落しどころ探しではない。
・日本人は痛み分けをWIN-WINと勘違いしている
など、ちょっと耳の痛いエピソードもあったのですが、書き始めると相当広くなってしまうので、まず、当たり前だけど非常に重要だなと感じたBATNAという概念を紹介させてください。

2010年8月31日火曜日

正確な記憶力と発想力はトレードオフ。記憶はスマートフォン、発想は人間

01:41 mins - この記事を読むのにかかる時間

プロフェッショナル仕事の流儀という番組が好きです。お休み中ですが。

ずいぶん前の放送ですが、「たまごっち」を開発した、横井昭裕さんが紹介されていました。彼は人の名前を覚えるのが苦手で全然覚えられないんだそうです。そこでインタビュアーの茂木さんが言ってたのが面白いのでご紹介します。

正確な記憶力と発想力はトレードオフ

正確な記憶力を持ってると、発想力は弱くなるし、発想力のある人は記憶力が弱くなる傾向がある、ということだそうです。

2010年8月30日月曜日

気になったニュース:「首相にふさわしい」菅氏60.1%、小沢氏16.4%

01:18 mins - この記事を読むのにかかる時間

気になったニュースがあったので、考えたことをまとめてみました。

「首相にふさわしい」菅氏60.1%、小沢氏16.4% 産経・FNN合同世論調査

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は28、29の両日、合同世論調査を行った。民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)への立候補を予定している菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが首相にふさわしいか聞いたところ、菅氏と答えた人が60.1%で、小沢氏の16.4%を大きく上回った。菅内閣の支持率は46.0%で参院選直後の前回調査(7月17、18日実施)より5.7ポイント上昇、逆に支持しないと答えた人は5.9ポイント下がって39.9%だった。

Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100830-00000530-san-pol


2010年8月29日日曜日

問題解決の前に、問題の意味を考えたい - ナウシカとセミナーで考えたこと

02:23 mins - この記事を読むのにかかる時間

先日社内のセミナーに出ていて、
「問題解決型の提案から問題発見型の提案が求められてきてる」
というようなお話がありました。

誤解を恐れずに端折って話すと、クライアント側でこのサイトのこういう所が問題だと思っていて、解決策欲しい、というような状況は一巡してしまっている、と。今はどこが問題なのかわからない、という状況にあるクライアントのほうが増えてきた、ということでした。

例えば、何かぼくの持ってるパソコンがおかしいんだよね、という時に
要問題発見:よくわかんないけどPCが動かない。どうにかしてくんない?
要問題解決:どうもメモリが悪そう、いいメモリない?
という違いです。

どこにでも汎用的にあてはまる問題点は、あらかたサイト制作時や、ASPなどでソリューションされてしまっていて、今後はより個別の背景や事情に合わせた、問題発見が必要だということだと思います。

前置きが長くなってしまったのだけど、問題発見にしろ、最終的には問題解決が目標になっているわけです。
でもぼくは最近思うのは、問題解決じゃなくて、問題の意味を考えることってすごく意味があるんじゃないか、ということです。

2010年8月28日土曜日

うそは常備薬、真実は劇薬。

01:00 mins - この記事を読むのにかかる時間

ぼくが大学生のころに読んだ本の中で、今でも読み返す本があります。
河合隼雄の「こころの処方箋」という短編なのだけど、この中に出てくる言葉で秀逸な名言があるので、ひとつ紹介したいなと思って記事にしてみました。

2010年8月25日水曜日

WEBマーケティングの限界-1%のCVRで残り99%はどうなったのか。

01:35 mins - この記事を読むのにかかる時間

よくひとつのKPIとして取り沙汰されるCVR。

サイトを運営するにあたっては、全体を俯瞰しながらもこのCVR(コンバージョンレート)をアップすることがひとつの大きな目標であることが多いと思います。ぼくが運営するサイトでもCVRは意識してよく見ているのですが、あるマーケターが疑問としておいて行った言葉があるので整理したいなと思います。

それはCVRが1%といった時に99%はどう感じたのか、という点です。

CVRが1%の時残りの99%にどのように感じられたのか

普段WEBの仕事をしてるとやはりCVRをどうするかという点に終始しがちなので、この質問はそれだけで十分に意義深いなと感じました。

何しろ母集団としては99%の人のほうが圧倒的に多いわけだし。この人達が次のPVを生み出したり、次の口コミをうむことになるからです。

ケータイサイト運用していて感じること

ケータイサイトを運用していて感じるのが、PCに比べるとユニバーサルデザインといった概念が薄く、出会い系サイトのようなちょっとユーザーを騙して入会させるような遷移になっているサイトが多いのではないかなという点です。

特に月額315円といった形で運用している公式サイトは、PCでの課金に比べると入力項目が少なく、一度入ってしまうとそのうち50%程度は次の月まで継続するため、おいしい収益モデルです。さらに、これまではリテラシーが低いユーザーが多かったからか、わかりづらい遷移にすればするほどCVRが高まる傾向にあって、よりこの傾向を助長してきたように思います。

随分言われていることですが、公式ケータイサイトは市場規模は伸びているものの、参入がそれ以上に相次いでいて、1サイトあたりの儲けはどんどん下がっています。それは運用していてもひしひしと感じているのですが、これはこのように1%コンバージョンしたユーザーとともに99%のコンバージョンしなかったユーザーにもケータイサイトの印象を落とすことになっていたのではないかなと感じています。

これはクオリティの低いユーザーエクスペリエンスを与えてしまい、スマートフォンやPCで見たほうがらくちん、という見方につながる要因のひとつになっていて、結果的にプラットフォーム全体の価値を下げていると思うのです。

99%を意識することの大切さを感じたエピソード

99%のユーザーに関してはシステム的に追っかけるすべがないので、それは想像することしかできないわけです。
ここに冒頭のWEBマーケティングの限界、なんて書き方をしてみたのですが、意識するだけでわかることは相当あるかなと思います。

以前公式サイトの企画の中で、
1、登録すると著名人のブログが読める、
  という体でメルマガ登録を促す。
2、メルマガを配信したURLからサイトに遷移すると
  有料の会員登録を促される。
といった企画があがりました。

これはメルマガ登録率をあげますし、コンバージョンもせっかくメルマガ登録もしたのだから、ということでそこそこあがります。また、1%のコンバージョンしたユーザーの中には有料であろうが無料であろうが本当に読みたかった!という人もいらっしゃると思います。

しかし99%からするとこのサイトをもう利用する気にはなりませんし、負のバイラルを生んでいる可能性は高いと思われます。

これは極端な例ですが、同じようなことはままあると思うのです。

広告業界ではやはりCVRを追い求めるあまり、99%分の非コンバージョンユーザーをないがしろにしてしまってることがこれまでは多かったように思うのです。しかし、AISASで言うところのShareのタイミングではブランド価値低下に大きく貢献してしまいます。

単純に数字を追いかけるのではなく、この1%の裏側にいる99%がどう感じるのか、という視点をいつも忘れないようにしたいなと感じました。

参考図書:
顧客ロイヤルティを知る「究極の質問」 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)
フレッド・ライクヘルド 鈴木 泰雄 堀 新太郎
ランダムハウス講談社
売り上げランキング: 27141


終わりです。

2010年8月24日火曜日

学校の先生にやってほしい宿題の出し方 - 中国の歴史に関して感じたこと

01:15 mins - この記事を読むのにかかる時間

「そうだったのか!中国」という本を読みました。池上彰先生の本なのですが、毛沢東のころからの中国の歴史をあの語り口でお話していました。

中国の考え方の根本


先週でた4-6月期のGDP統計で日本のGDPをついに中国が上回りました。そもそもこれは予定されていたことであって、日本では意外と静かな語り口でしたが海外のメディアでは比較的大きく取り上げられた印象です。

参考:
4~6月GDP、日中が逆転 日本は主要国で最低

しかしながら経済発展をしていく中で中国がこの点は克服する必要があるのではないか、と個人的に考えていた点として、ディズニーランドもどきの事件や海賊版、Googleとの一連のやりとりなど、国家レベルでのモラルの低さがありました。

参考:
Google、中国撤退も
コピーだらけ 中国ネット通販

これは、毛沢東時代から見た共産党の成り立ち、台湾、チベットでのやりとりなど見ていくうちに、やはりモラルの低さが国家レベルであることは指導者の問題なのではないかと感じました。
「夷をもって夷を制す」という考え方など、共産党の哲学には独裁国家ならではのおこがましさがにじみます。

詳細は本書に譲りますが、GDPから照らしても今後も中国は最大のお客様になるわけですし、一緒に働く仲間になることも出てくると思いますので、中国がどのような経緯を持って今に至っているのか再確認することは非常に重要だと感じました。

そうだったのか! 中国 (集英社文庫)
池上 彰
集英社
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特に、よく話題になる日本の教科書問題は、本書から様々な発見があり、
・反日運動/感情は中国政府がけしかけたもの。
・日本は歴史と向き合え、というが、実際には共産党の歴史と向きあっていない矛盾。
など、本質を知らないままでいると、中国人とやり取りするときに溝が広がってくることもあると強く感じました。

個人的に感じたこと-歴史教育に関して

個人的に本書を読んでいて感じたのが、中学の歴史の授業で学んだ時とは違う、興味深さをもって読めたことです。これは社会人になり、ニュースを読んだりする中で、お金の流れ、現在の政治の仕組みなど様々な社会環境を理解したことによって、過去の社会環境に関しても興味深く考えることができた、ということに尽きると思います。

歴史の授業は小学生からはじまりますが、これは現在TVで見ているニュースに直結する部分が多いと思います。しかし、歴史理解が浅いと、ニュースの本質を外した解釈しかできませんし、逆にニュースを知らないと歴史に関しても浅い理解しか得られません。池上彰先生の本が売れているのを見るにつけ、これは授業で勉強している子どももそうですが、親に関しても、本質を外した解釈をたくさんしているのではないかと感じました。

そこで、歴史問題を教える授業の中で、歴史/現代社会を交互に学んでいける施策として、
★ニュースに直結する今日教えた内容に関して
★誰かに説明をしてくる。
★成果物は「理解しました」というサイン
という宿題を出したらどうかな?と思いました。

説明してくる相手は誰でも構いませんが、両親に説明する機会が増えることを考えると、説明することで本人の理解は深まると思いますし、親の世代に説明することで、
・このニュースはこういう意味だったのか?という気づきがある。
・子供の成長や授業の様子がわかる。
ということで親の世代にも一石二鳥の効果があるのではないかと思うからです。

けっこう効果高いと思うんだけどなぁ。


長くなったけど、おしまいです。

2010年8月22日日曜日

WEB制作会社の今後のビジネスモデルや収益構造について思ったこと

01:52 mins - この記事を読むのにかかる時間

上場しているWEB制作会社に勤務していると、当然増収増益を目指し続ける必要があると思います。しかし、これけっこう厳しいんじゃないかなと最近思っています。本当は、収益が上がった分は利益として会社に留保せず、人件費に還元していかないと給与も上がらないし、業界自体の地位もどんどん下がってくると思うからです。

アニメ業界で起こっているアニメーターの賃金と業界地位が低いのと同じようなことが起こってしまうのではないかと思うわけです。

現状のWEB制作会社の収益構造

現状の収益構造というのは以下のようなことがスタンダードだろうと思います。

収益 = 受託金額 - 人件費

それぞれどのようにすれば収益が上がるのか考えてみました。

・受託金額
オーダーメイドが基本なため、薄利多売に移行することは難しい。
このため上流化を進めてコンサル費やマーケティング調査費などの点で1つ1つの案件でARPU(客単価)を稼ぐ。

・人件費
ツールやASP、開発をかけるなど、効率化を進めてコスト削減。

WEB制作会社の収益構造の問題点

そんな中で、仕事をしていて思うのは受託金額に関して目指すところはわかりやすいと思うのだけど、コンサル費用がどれだけの価値をもたらすのか、という点に関して受託前にコミットできるケースが少なく、景況感も手伝って安い制作会社に流れるケースが圧倒的だと感じているのです。

とすると一番やりやすくてわかりやすい企業努力としては
・効率化を進めて価格競争に勝てるような体制を整える
・人件費は削減の方向

といった展開になってくると思うのです。
中の人にしてみたら働けど働けど賃金は下がるばかりになっていくのではないかなと。

だから冒頭でお話したように薄利多売できないオーダーメイドの制作会社は上場するのではなく、売上があがった分を人件費に還元するなどしていかないと賃金はあがっていかないのでは?しかも還元しにくい構造になっているのでは?といったお話につながったのです。

新しいビジネスモデル

そこで、ぼくらみたいな制作会社がが生き残れる方策を考えてみました。

A案:メディアを作る
B案:課金コンテンツでのレベニューシェアモデル
C案:このまま受託で進めるが、リスクを追った成果報酬型で契約

といったことが考えつきました。

A案:
現在のWEB勝ち組のビジネスモデル。CyberAgent的な展開。

B案:
i-modeでドワンゴやMTIが成功しているモデル。今後はiphone/androidなど別のプラットフォームでの展開に移行していく。

C案:
リスクが高い。契約の進め方に関してかなり詰めていく必要がありそう。

こうして書き出してみると、A案/B案のようなモデルというのは制作会社でも参入できますが、制作会社としての本業で売上をあげていくことではないように思うのです。つまり、違うビジネスモデルで制作会社が参入できる業種に軸足を移していく、もしくは、C案の成果主義モデルに移行していくことというようなことしか手段ってないんじゃないかなと思うのです。

成果主義モデルの制作会社

制作会社からすると、成果主義モデルであれば契約次第で成果をあげたら大きな利益率を確保することが可能です。しかし、クライアントサイドからしても、すでに作ることを求めているのではなくて成果を求めているのであって、成果主義モデルへの移行というのは大きな流れとして市場からも求められているように感じています。

実現した頃には、こんなことが起こるんじゃないでしょうか。

・WEBに関わる各職種が人気商売になり、格差が拡大する。
・制作会社のクライアントへのコミット感はより強くなる。
・上流制作会社はリスクを取って案件ごとの利益ばらつきが増す。
・制作しかできない会社は相変わらず低賃金競争が続く。

つまりプロジェクトの構図として上流の制作会社がよりクライアントによったビジネスモデルに変わるということだと思います。今まで以上に業界に特化した深いクライアント理解が必要になるので、各職種にまでより成果に向いた成果物制作を意識するようになるんじゃないかなと。

これって本来あるべき姿により近いんじゃないかと思うのです。このような形でリスクをとってはじめて、高い給与をもらうことも可能だし、業界地位を高める、という冒頭の解になるんじゃないかなと思うからです。

2010/08/24 追記
受託開発に未来はない?
開発に関して同じように受託の道がない?というエントリーを見つけたので。

2011/02/25 追記
成果報酬でお金をもらうことについて、ECなどだと可能性あるかな、と思ったのですがブランディングやコーポレートなどだと現実的じゃないのかな、と考えていました。別の切り口で考えてみたのが次の記事なので、よかったら読んでください。
顧客がお金を払う理由。WEB制作会社の今後のことを考えてみた。