2012年3月12日月曜日

採用面接で大切なこと

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以前、新卒採用面接をしている時に、学生の方から「新卒面接を受ける立場だった時にこれはうまく回答できた!という一言があれば教えて下さい」といった質問を頂きました。
背景には、「面接という短い時間の中で面接官に優秀な人材と思ってもらいたい」という思いが感じられます。

その気持ち自体は尊重してあげたいし、問題だとも思わないのですが、本質的に少しズレてると感じました。

面接は企業と人のマッチングを見る場なので、どちらかというと「お見合い」に近いと思うのですが、この質問から読み取れる面接への認識は「入試」に似ています。

必要以上に自分を見せても、入社した後にお互い不幸なので、自分の言葉で特に飾らず自然体でお話すれば良いだけの話だと思うのです。それで面接に落とされるのであれば、入社する前にマッチしないことに気がつけてよかった、ということです。求められるスキルは自分を面接で高めて見せるスキルではなくて、自分が普段から考えていることを整理してお話するスキルです。

社会人になるととても当たり前のことのように感じますが、学生の時は確かにしっかり腹落ちして理解していなかったようにも思います。

だから、こんなギャップを埋めてあげるのも社会人のお仕事なんじゃないかな、と思うのです。

ちなみに、その学生の質問には、なるべく丁寧に上のようなことを回答してみました。うまく社会人の責任を果たせてると良いのですが。

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