2012年5月28日月曜日

虚構新聞のどこが良い仕事してるんだ?という話

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虚構新聞について茂木健一郎先生がこんなことをつぶやいていました。

「虚構新聞」は本当に良い仕事をしているが、「虚構」と断らなくてはならない点に、日本人の期待水準に関するリアルな判断があると思う。英国では、エイプリルフールネタは、いちいちそう断らずに一般記事の中に混じっている。何がネタかということは、読者が認知、判断してにやりと笑う。

茂木健一郎氏 @kenichiromogi 【虚構新聞】連続ツイート(togetter)


え?まじで?気になった記事をクリックして虚構新聞だった時のいらだちときたら半端ないけど、、、と思いました。

少しこの話考えてみると、確かに茂木先生のおっしゃることは正しいのです。
一方でそれとこれとは話が別では?的な違和感を感じます。

フォーカスすべきポイントは「釣りしてんじゃねぇよ」ではなくて、「そんな堂々と釣りすんなよ」って話だと思っています。

虚構新聞は年がら年中、虚構ばっかし発信するメディアです。4月1日とか関係なく。クリックするまでそれが虚構新聞かどうか確認の術がないわけです。

茂木先生が例に上げたエイプリルフールの英国の話題は確かに虚構新聞にも当てはまります。
一方で、4月1日である、という予備知識はユーザーの脳内に存在するわけで、記事詳細を見てないまでも、嘘リスクはあるわけです。
また、年がら年中、虚構を発信するわけではなく、4月1日にのみユーザーが負うべきリスクだと言えます。


しかしながら、虚構新聞のやつはしょっちゅう嘘つくものだから、記事詳細を見ないと判断出来ないリスクを365日ネット住人は負い続けなければならないわけです。

これだけ情報爆発が起きているインターネットの世界です。
RSSリーダーや何やら情報収集ツールを使ってなんとか、自分に有益な情報をより分けよう、とするわけで、何百何千という記事から目当ての記事を選んだら虚構新聞だった時の落胆ときたら。。。
はたまた、詳細まで見ないままでいて、誤情報が脳内に残り続ける残念さときたら。。。

虚構新聞は快適なウェブブラウジングを妨げる憎いやつ、というのがぼくの感想です。

もちろん、虚構新聞にマジレスはカコワルイし、ソース当たれよ、ググレカス、って気持ちもわかります。
けど、虚構新聞のスタンスもどうなのかな?と思います。

せめて、タイトルタグに「虚構新聞」って書いとけよ。って話だと思うけど。

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