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「首相にふさわしい」菅氏60.1%、小沢氏16.4% 産経・FNN合同世論調査
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は28、29の両日、合同世論調査を行った。民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)への立候補を予定している菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが首相にふさわしいか聞いたところ、菅氏と答えた人が60.1%で、小沢氏の16.4%を大きく上回った。菅内閣の支持率は46.0%で参院選直後の前回調査(7月17、18日実施)より5.7ポイント上昇、逆に支持しないと答えた人は5.9ポイント下がって39.9%だった。
Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100830-00000530-san-pol
これまでの民主党に関しての解釈
参院選までさかのぼってお話すると、民主党の問題は政権交代時に掲げたマニフェストは国民の支持を得ているのだから、進めようとしたことにあると思っています。そもそもあの選挙は民主党のマニフェストを国民が支持したのではなくて、自民党へのNOだったわけなので、愚直にマニフェストを守る、というよりは話し合いの中でマニフェストを修正してもよかったんじゃないかな?と思うわけです。そんな中で、今度は衆院選で管さん率いる民主党は選挙で惨敗しています。一般的な見方は消費税のあやふや発言が引き金になってるっていう見方なのかなぁと思いますが、個人的には消費税関連の一連の発言というよりは、民主党のこれまでの政治に関する国民の不信感があったからだろうと思っています。
(個人的には、ねじれが続いて何も話進まないんだから民主党に入れておこうよ、と思いましたが。)
小沢氏の裏金問題
一方で小沢氏に関しては裏金問題があやふやなままで公式な場で説明をしていない状況です。関連記事:民主党・小沢氏の政治資金問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/rikuzankai/
ぼくも含めて、どこまで国民が正確にこの事件を認識してるかはわかりませんが、ダーティーなイメージが拭えません。限りなく黒に近いグレイなわけだから何かしらの説明はきちんとすべきではないかなと思います。
今回のニュースに関して
そして今回のニュースに関してなのだけど、選挙の結果とは裏腹に国民は管さんがいいんだ、びっくり。という印象でした。でも考えたみたらそれもそうかなぁ、と思います。何しろ、清廉な政治家のほうが好まれる国ですし。
小沢氏がダーティーだけど実行力がある、というわけではないのだけど、管氏は実績として何ら有益な政策を打てなかったわけだから、強いて任せるなら小沢氏に任せてみてもいいんじゃないか、というのがぼくの意見です。その前に裏金問題に関しては一度公の場でお話してもらう必要はあるんじゃないかな。
(ちなみに別に小沢氏好きなわけじゃないです。ぼくが好きなのは志位和夫です。w)
マスコミの報道の仕方も要因にあるのかもしれないけど、政策が良いか悪いか、という点より、清廉かそうでないか、という点のほうが重要視される傾向にあるんじゃないかなと思います。
政治家には、政局ばかりを読みすぎじゃないかな?と言いたいのですが、ぼくら国民はもう少し政策にフォーカスして政治活動に参加する必要があるんじゃないかなと思うのです。
今回の件は国民がどうこうすることはできないのだけど、そんなことを思って記事にしてみました。
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