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色々と脳内で考えていたことがあったので整理してみました。
ソーシャルの中でもリアルとネットに分けられる
ネット上のソーシャルって、大きくこんなカテゴライズができるんじゃないかなと思いました。★リアル発のソーシャル
mixiみたいにリアルの友達や知り合いと
ネット上でも繋がっていられるソーシャル空間
★ネット発のソーシャル
リアル発のソーシャルでない人。
つまりネット上での知り合いとのソーシャル空間
ぼくが思ったのはすごくシンプル。
リアル発のソーシャルに関してもインターネットの楽しみ方の一つだけど、インターネットじゃなくたってリアルの人と交流を持つことはできるわけ。でも、ネット発のソーシャルでの交流は、インターネットならではの「世界中の人と繋がれる」という大きなコンセプトにより近い感じがして、こっちも楽しんでみたいなぁーと思ったのです。
リアル発のソーシャル
リアル発のソーシャルが光を浴びたのは日本で言うとやっぱりmixiの影響が大きかったんじゃないかなと思います。mixiは招待制だったし、ちょうどぼくが大学生頃にすごく流行りました。
当時はリアルにいる友達とネット上でも交流できるのが単純に新鮮だったし、昔のお友達なんかとも再会できちゃったりして、「ネットってなんかすげぇ」と思ったわけです。
これはこれで一つのインターネットの使い方だと思うし、すごく面白いと思ってます。
ネット発のソーシャル
一方でネットで純粋に知り合ったことで生まれる情報のインプットとか、考え方とか、って本当は無限大に広がっているはずなんだろうなぁと思うんです。だから、リアルのソーシャルで知り合った人間関係から仕入れる情報や、交流の他に、全然普段リアルの世界で関わりのない世界の人とネット発のソーシャルで交流ができたら、情報や考え方の質はだいぶかわってくるだろうなと思います。
きっとそういうのも一つのインターネットの醍醐味ではないかと思うわけです。
最近のソーシャル系ニュースを見てて思うこと
もう最近じゃないけど、facebookが発表した「オープングラフ」なんてすごく面白いなと思うんです。ソーシャル上の人間関係をWEBに落としこんであげる。
例えば、ECサイトでこのTシャツいいなぁーなんて思って見ていたら、「お友達のAさんがこのTシャツでいいね!ボタン押してます」みたいなことが表示されるわけ。オープングラフがご近所/会社/プライベートの友達など、すべての人間関係をネット上で再現できるようになったらgoogle検索とか能動的なメディアだったインターネットも、その人が所属するコミュニティでイケてるアイテムがリコメンドとして表示される、ちょっと受動的な、パーソナライズドウェブ、みたいな世界が出来上がるわけです。
※参考記事
Google時代の終焉宣言するFacebook新戦略
でも、これって結局リアル発のソーシャルをWEB上で再現したに過ぎないよね、と思うのです。お友達とショッピングする感覚をネット上で味わえるのも素敵なことなんだけど、こういうサービスだって、リアル発のソーシャルで体感するのか、ネット発のソーシャルで体感するのかでずいぶん意味が違うように思います。
ネット発のソーシャルに重点を置いて楽しんでもいんじゃないかな
確かに今だって、ネットゲームで知り合った人と一緒にゲームしてみたりとか、mixiのコミュニティのオフ会とかネット→リアルの波がないわけじゃないのだけど、今後もっと増えてくるように思うし、その流れ、けっこうありじゃないかなと思います。mixiはどちらかと言えばリアルよりなソーシャルメディアだと思うんだけど、mixiアプリなんかはよりネットよりなソーシャルメディアだと思うし、twitterもフォロー/アンフォローも自由でネットよりなソーシャルを生みやすい環境にあると思います。ぼくが今やってるブログだってトラックバックとか、面白い記事にコメントすればネットよりなソーシャルはできてくると思います。
何が言いたいかというと、実はちょっと見渡してみればこれだけネット発のソーシャルに関われる素材揃ってるんだな、ということです。
アメリカ人なんかはfacebookで同じ趣味なだけで、気軽に友達申請送ってきます。土台となるプラットフォームはあるのだから、あれぐらいのノリで関われば、もっとたくさんの情報や考え方が得られたり、脳内に多様性ができるんじゃないかなと思うのです。
別に無理してネットよりなソーシャルばっかしで楽しもうとも思わないけど、知識や面白い考え方にアンテナ張っていたいなと思うので、ネット発のソーシャルに少しずつ関わってみたいなという気持ちです。
2010.11.24追記
非常に共感できる記事があったので追記。
TechWave.jp:ソーシャルはリアルに傾くのか、デジタルネイティブは未来を生きているのか【湯川】
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