2010年9月15日水曜日

MECEじゃなくて「もれなくダブりあり」の演出って大事。

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WEBに関して、情報設計をするときに普段から意識していたことなのだけど、ふとこういうことだったのか、と体系化が進みました。ちょっとした気づきだったのだけど備忘録的に記事にしてみました。

よくロジカルシンキングでMECEに分類する、というお話が出てきます。でもサイト設計をするときにはMECEに分類するだけじゃなくて、どうダブリを演出するか、っていう点が重要なんじゃないかな?と感じました。

※MECEとは?
「Mutually Exclusive and Collective Exhaustive」の頭文字。モレなくダブりなく。という意味です。



イトーヨーカドーに缶詰を買いに行くと、缶切りも近くに置いてあるんです。

それだけのことなんだけど、なかなか実現に苦労するそうです。
イトーヨーカドーも含めて業界全体として、というお話なのだけど、以前は生鮮食品/冷凍食品/日用品/トイレタリーなどなど各部門ごとに採算を持っていました。だから、レコメンドすればいいものも各部門の売り場面積を少しでも確保するためには、割り当てられたカテゴリの商品だけを売る必要があったそうです。


WEBでは比較的こういう展開がやりやすい、ということもあって、レコメンドなんてどこでもやってるし、何を今さら、というお話なんですが、これって体系化して考えると、MECEに分類した後に、どうダブリを演出するか、っていうことだと思うのです。

小売の話もそうなんだけど、MECEに分類するってのはもちろん大事なんだけど人間の脳の仕組みが論理的に出来ていないから、MECEに分類した後に横串でダブりを演出していかないとなかなかうまくいかないんだな、と感じました。

GMAILって、メールをフォルダごとにわけて保管する他のWEBメールの形式と違って、メールに複数のラベルを付けて、一括で保存します。そういえば、ラベルで管理するGMAILのほうが他のWEBメールより使い勝手がいいのは、ダブりをうまく演出してるからかもしれません。
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